出典:ART SAPPORO
インテリアデザイナー・内田繁が死去
皆様どもです!puraです!
昨日関東は穏やかな陽気で非常に過ごしやすい1日でしたが、早朝の地震にはビックリしました。
福島では震度5弱・1m以上の津波が観測されたとのことですが、大きな被害はなかったようで何よりです。
いつ、どこで大きな地震があるかわかりませんし、改めて普段から防災意識を高める必要性を感じた1日でもありました。
さてさて、仕事を終えて帰宅しTVを観ていたら
内田繁氏が死去
という訃報が報道されていました。
内田繁氏といえば、世界的に有名なインテリアデザイナーですよね。
インテリア・芸術に疎い私でも知っています。
・・・というか実は、内田氏が空間プロデュースを手掛けた「オリエンタルホテル広島」に宿泊したことがありまして。
素敵な空間だったと記憶しています^^
内田繁氏の経歴や学歴、作品などをご紹介していきたいと思います。
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内田繁の経歴や学歴・受賞歴は?
内田繁(うちだしげる)1943年・横浜生まれ 73歳(享年)1966年・桑沢デザイン研究所卒業1970年・内田デザイン事務所設立
1973年・桑沢デザイン研究所講師
誕生日、詳しい学歴などの情報がネット上では見つかりませんでしたが、
日本のデザイン学校で最も歴史の古い「桑沢デザイン研究所」を卒業されています。
1987年に「毎日デザイン賞」受賞、1988年には「September」(椅子) がメトロポリタン美術館に永久コレクションされました。
その後も、
1992年には「NY Chair II」(椅子)・「Tenderly」(照明器具) がサンフランシスコ近代美術館に永久コレクション
「Tenderly」(照明器具)がモントリオール装飾美術館に永久コレクション
「Nirvana」(椅子)・「Dear Morris」(時計)・「Dear Vera」(時計) がモントリオール装飾美術館に永久コレクション
と、数え上げればきりがない位、世界的に有名な美術館で永久コレクションとなった作品があります。
2000年に芸術選奨文部大臣賞。
2007年には紫綬褒章を受章。
デザイナーとして制作活動をする一方で、
東京造形大学講師や札幌大学客員教授・東京造形大学客員教授・桑沢デザイン研究所所長就任と、若手デザイナーの育成にも尽力されていました。
グッドデザイン賞の審査員としても有名でしたね。
2016年11月21日、膵臓(すいぞう)がんのため死去。享年73歳でした。
と、ざっくりではありますが、内田繁氏のご紹介でした。
家具のインテリアのみならず、空間そのもののデザインも本当に素敵で、
茶室「受庵」「想庵」「行庵」は海外でも非常に高い評価を得ています。
「行庵」:出典blog.livedoor.jp
日常の美は常に無理のない美でなくてはならない
そう仰っていた内田繁氏。
どの作品も「佇まいに無理がなく、しかし凛とした存在感がある」といった印象です。
最後に作品についてご紹介していきたいと思います。
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内田繁氏の作品
数々の作品が世界的に有名な美術館でコレクションされている内田繁氏の作品ですが、
物によっては割とお手頃で入手できる素敵な作品もあったりします。
内田繁氏のインテリアといえば「照明」と「椅子」ですよね。
例えば照明。
和紙のメーカーと共同で作成された「paper moon(ペーパームーン)」は、
通販で購入可能で間接照明として非常に人気です。
![]() 内田繁デザイン paper moon(ペーパームーン) 03 フロアライト 和風 照明 間接照明 おしゃれ
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そして受注生産になりますが、椅子もシンプルなデザインでありつつ美しいフォルムでかなり人気だそうです。
![]() こちらの商品は受注生産のため、ご発注後約4週間でのお届けとなります。Shigeru Uchida チェア クリスマス お正月準備
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インテリアって、暮らしに必要である「家具」であるとともに、
生活に潤いを与えてくれる芸術でもありますよね。
ただの美術品としての家具には正直興味はないのですが、
ちゃんと使用できて、さらにそこに「無理のない美」がある・・・。
年齢を重ねた今だからこそ、その尊さを改めて理解しています。
また、日常で使用する家具を”日常の美”として価値を高めた数々のデザイナーに改めて畏敬の念を抱くと共に、
内田繁氏に心よりご冥福を申し上げます。
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
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