ここ最近毎日のように耳にする「炎上」。
もともとネットスラングだったこの言葉は、過激な発言などをしているブロガーや芸能人に起きうる事象でした。
ところがネット社会となり更にはSNSの浸透と共に一気に身近になった感じがありますよね。
昨今ドラマのエピソードなどでも「炎上」をモチーフにしたものをチラホラと見聞きしますが、ここまでど直球なタイトルはおそらく初めてではないでしょうか?
「炎上弁護人」
NHK総合で2018年12月15日(土)から放送されるスペシャルドラマ。
本日はドラマ・炎上弁護人について書き綴っていこうと思います。
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炎上弁護人の原作やネタバレは?

炎上弁護人は脚本家・井上由美子さんのオリジナルとなっています。
したがって原作はなく、当然結末に関しては現状判然としていません。
井上由美子さんといえば、木村拓哉さん主演ドラマ『ギフト』『GOOD LUCK!!』『エンジン』『BG〜身辺警護人〜』、そして『白い巨塔』や『14才の母』、更には『昼顔』などを手がけた人気脚本家ですから、「炎上弁護人」の期待度は個人的にかなり高いです。
NHKは10月20日・27日に「フェイクニュース」という北川景子さん主演のドラマを放送しますが、「中年男性がSNSに投稿したつぶやきがきっかけとなりフェイクニュースが飛び交う」という社会問題とも言える題材を元に制作されています。
炎上弁護人はフェイクニュースとは連作ではありませんが、どちらもSNS社会・リテラシーに対する警鐘とも言える作品。
見比べてみるのも面白そうですね。
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炎上弁護人のあらすじ
渡会美帆(35)。大手の事務所で企業のリスクマネジメントを担当するやり手の弁護士だったが、大手企業の炎上案件をめぐり事務所を追われ、今は自宅兼事務所でネットをめぐる案件を主に担当している。
彼女に降ってくるのは、世間やマスコミにバッシングされ“社会の敵”となった人々の案件。そんな彼女の前に、ネットで炎上し“加害者扱い”された主婦・朋美が現れる―。
彼女のSNSはタレント並みのフォロワー数を誇っていたが、自分に冷淡だったマンション業者のモデル・ルームが火災にあったことを肯定的にSNS発信したことで、「拡散を狙った自作自演の放火では?」と疑われ、一気に炎上したのだ。
SNSの炎上案件という勝ち目の薄い内容に迷う美帆だが、朋美に対する攻撃のひどさにあえて依頼を引き受ける。だが朋美の自宅がネット民に割り出されて襲撃にあい、さらにマンション業者には信用棄損で訴えられ、高額の損害賠償を要求される。
業者側の弁護士・北坂は、かつて大手事務所で公私に渡るパートナーだったが、とある案件で美帆を裏切り、事務所を辞める原因となった因縁の相手だった。
追い詰められた朋美を守るため、美帆はネット記者の馬場と組んで、ツイキャスを使ったネット会見で無実を訴える決断をするが・・・。
撮影した動画を無料で生中継できるインターネット上のライブ配信サービス「ツイキャス」など、普段SNSをあまり利用しない方からしたら得体の知れない横文字だらけですが、そこらへんの知識がなくても視聴中に理解できる作りにして行くでしょう。
SNSのメリットは「一般人が全世界の人々と気軽に交流出来る」という部分ですが、悪意に晒された時怒涛のように全方位から攻撃がきます。
場合によっては「特定班」により住所などの個人情報が割り出され、家族や職場まで晒されることすらある…こうやって文章にしてみるとかなり恐ろしいですが、炎上弁護人のあらすじのような出来事は実際に起きていることなんですよね。
炎上弁護人のキャスト
現在発表されているキャストは以下の通りです↓
真木よう子 …渡会美帆(弁護士・朋美の依頼を受ける)
仲里依紗 …朋美(主婦・SNSで炎上)
岩田剛典 …馬場(ネット記者・朋美の手助けをする)
小澤征悦 …北坂(渡会の元パートナー・朋美を訴えた業者側の弁護士)
岡山天音
片桐はいり
小柳ルミ子
宇崎竜童
最近役者としての活躍が目立つ三代目J Soul Brothers・EXILEのメンバー岩田剛典さんの出演はファンにとっても嬉しいでしょうね。
さて、個人的に気になったのは「主演・真木よう子=炎上している主婦を助ける弁護士」ということ。
役者としてはかなり好きなので楽しみなのですが、実は真木よう子さんも過去に炎上した経験のある一人なのをご存知でしょうか?
真木よう子は過去に炎上していた
真木さんは8月25日、出版社を通さず自由にフォトマガジンを制作するとして、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に目標金額を800万円に設定した支援募集ページを立ち上げた。東京ビッグサイトにて今冬開催される同人誌即売会「コミックマーケット93」に参加し、自身が完成品を手売りする予定だった。
しかし、“芸能人”が“自分の写真集”を“支援金を募って”コミケで販売するということで、ネット上では「コミケでやる必要がない」という批判が噴出した。しかもコミケといえば、開催期間中の来場者はのべ50万人にも達する大規模イベント。真木さんとそのファンたちがコミケのマナーをどれだけ把握できているのかも不明だったため、会場にいたずらに混乱をもたらすのではないかと不安がる声も多く上がった。
引用:エキサイトニュース
クラウドファンディングで資金集めをし、同人誌即売会「コミックマーケット」で自身の写真集を販売するという計画を立てた真木よう子さん。
このことで炎上し結果参加は見送りとなりました。
芸能人のコミックマーケット参加というと「叶姉妹」が最近では有名ですが、彼女らがむしろ好意的に受け入れられたのは「しっかりとコミケのルールや伝統を理解・熟知した上で敬意を持って参加した」からなんですよね。
オタク文化と叶姉妹という一見水と油がうまく交われた理由はそれに尽きると思います。
真木よう子さんはどちらかというと「一見の芸能人が商業的に参加しようとしてる」と捉えられ、その結果大反発され炎上となった訳です。
そんな経緯がある真木よう子さんが炎上に立ち向かう弁護士を演じる…というのは何とも面白いですよね。
炎上弁護人の再放送や見逃し配信は?

NHKの番組は視聴率や話題性・要望の多さに応じ、再放送を速やかに行うイメージがありますが、今回の炎上弁護人も再放送が組まれる可能性が高いです。
また、最近定着してきた「見逃し配信」での配信もあるかも知れません。
NHKの番組を見逃し配信している「U-next」などが最も可能性が高いと思いますが、今のところまだ発表はありませんね。
わかり次第追記していきたいと思います。
まだまだ情報が少ない炎上弁護人ですが、かなり期待できる作品のように思います。
今から放送が待ち遠しいですね!
では最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
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