
入間市議会議員・細田智也さんについて
筆者は数年前にちょっと大きい手術を受けたのですが、
その影響から未だに毎日服用しなければいけない薬があり、
またちょっとした風邪などでも長引いたり酷くなったりと散々な日々が続いています。
普通に生活出来ており、見た目では手術跡もわからないので周りからは「あいつは体が弱いなぁ」とか言われたりすることが多々あり、ちょっと精神的に参ることもしばしば^^;
診断結果に基づいて体の不調を告げても、理解してくれる人って意外に少ないように感じちゃいますし・・・。
これもまた「私の人間力の低さかな・・・」って最近よく思います_:(´ཀ`」 ∠):
そんな精神状態で見たネットニュースに色々と思うところがありまして、
今こうしてブログを更新しています。
埼玉県入間市の市議会議員に当選した「細田智也」という方
皆様はご存知ですか?
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LGBTを公表して当選
まずはこちらの記事を引用いたします↓
12日投開票の入間市議選で、LGBT(性的少数者)であることを明らかにして選挙に臨んだ新人候補が初当選した。県選管によると、県内でLGBTを公表した立候補者の当選は記憶にないという。候補者は「多様性を認め合い、フラットな関係を築ける入間市にしたい」と意欲をみせている。
民進公認で立候補した新人の細田智也さん(25)は、定数22の同市議選で、21位で初当選した。13日未明、選挙事務所に支援者らが祝福に駆け付ける中「ぎりぎりの当選。まだ実感が湧かない」と控えめに喜びを表現した。
引用:埼玉新聞
2017年3月12日に投開票した埼玉県入間市議会議員選挙において、
民進公認で立候補した新人の細田智也さんが初当選された
と言う記事です。
個人的な話で恐縮ですが、私は10代の頃に習い事で入間市に定期的に通っていまして、そういった意味でもこの記事に興味を惹かれた次第です。
ただそれ以上に目を引いたのが、
LGBTを公表して出馬→当選
ということです。
LGBT・・・昨今よく耳にする言葉ですよね。
LGBTとは
性的少数者を限定的に指す言葉。 レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生時に診断された性と、自認する性の不一致)の頭文字をとった総称であり、他の性的少数者は含まない。
社会的な理解が進んでいる・・・とは言い難いでしょうね。
私の正直な気持ちとしては、
別に気持ち悪いとも思わないし理解できるけど、どう接して良いかわからない
です。
ただ、
「これって私と周りの関係に置き換えられることでもあるんだなぁ・・・」
って、ふと思ったんです。
きっと周りも体のことを理解してくれているんだろうけど、どう接していいかわからない・・・って。
まぁ、半分は希望的観測ですけどね^^;
LGBTであろうと病人であろうと、人として周りから好かれていたら意外とうまく行くように思います。
しかし、それはあくまでも小さなコミュニティーだったり友人関係だったりの話で、地域・国・世界となると様々な価値観からなかなか難しいってことは容易に想像できますよね。
そういった意味でも、細田智也さんの当選はエポックだなと感じた次第です。
過去にトランスジェンダーを公表して当選した方は、
2003年に世田谷区議会議員に当選した「上川あや」さんだけ
です。
これから少しずつ増えて行くかもしれませんね。
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細田智也の経歴やプロフィール!
↑は細田智也さんのフェイスブックです。
細田さんのプロフィールがこちら↓
名前:細田智也
年齢:25歳
出身地:埼玉県入間市
出身校:埼玉平成高等学校→帝京大学 医療技術学部
細田智也さんは20歳の時に性同一性障害と診断を受け、2015年4月に性適合手術を行い、戸籍を女性から男性に変更されました。
その後、臨床検査技師の国会試験に合格され、2016年4月から静岡県内の病院に勤務。
詳しくはこちらの記事でご覧いただけます。
➡️LGBTERはすぐ隣にいるかもしれない、と伝えたいから【前編】
その後、任期満了に伴い行われた2017年3月5日告示の入間市議会議員選挙に民進党公認で出馬、
「性的少数者だけでなく、障害者や高齢者らを含めた多様な声を市政に届ける」
「性的少数者が悩みを一人で抱え込まず、相談できるような制度の構築」
などを訴えて、見事に当選されました。
定数22人・21番目というかなり僅差の当選だったようですね。
ちなみに細田氏の得票数は「1134票」、落選となった23番目の候補者は「1033票」でした。
当選を受け、
「多様性を認め合い、フラットな関係を築ける入間市にしたい」
と語ってらっしゃいます。
先ほども触れたとおり、トランスジェンダーの議員は日本に2名のみです。
そういったことからも、もっと大きく取り上げられるかなと思ったのですが、
埼玉新聞以外ではあまり取り上げられていないようですね。
ただ、同性愛者であることカミングアウトしている東京・豊島区議の石川大我氏と中野区議の石坂わたる氏、前参議院議員の尾辻かな子氏など、
少しずつではありますが性的少数者が「多様性」を訴えて議員になられています。
そういう時代になってきたんだな・・・と思うとともに、理解を訴えることの重要性を改めて考えさせられました。
ではでは、最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
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