
声優になりたい!さて・・・どうしよう??
日本のアニメーションに欠かせない存在「声優」
昨今の声優はアイドル顔負けの方も多数いらっしゃったりしますよね。
元々裏方の仕事が今や花形ですからね、当然「声優になりたい!」って方は多いですよね〜
そして、声優になりたいって方のほとんどは「アニメに出たい」って方だと思います。
TVで放送されるアニメで自分の声が聞こえて来る
素敵な夢ですよね。
では、声優になるにはどうすればいいでしょうか??
私の友人で現役の声優さんがいまして、その方から色々話を聞いてみました。
声優になるための道筋

結果から言いますと、
プロダクションの養成所への入所・専門学校への入学・音響監督が講師のワークショップに参加
現実的に考えるとこの3つですね。
他の方法もなくはないですが、
「動画サイトに動画を投稿して人気になる」とか「Twitterやブログで万単位のファンを獲得する」
とか、はっきりいって「普通に声優になるよりはるかにハードルが高い」です。
また、キャリアもツテも無く情報発信もしていない素人が声優として活動出来る程甘い世界ではありません。
また「劇団に所属する」という方法もあり、知人声優の中にも劇団の公演後にプロデューサーから声をかけられてアニメのオーディションに参加、見事受かって役をつかんだ後に紹介された事務所に入所・・・って方もいますが、所属する劇団にもよりますので何とも言えませんね。
ということで、『現実的な近道』という観点から、上記の3つに絞って書かせていただきますね。
それぞれの特徴をまずはご覧下さい。
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プロダクション養成所のメリットやデメリットは?
現在「ちゃんと」声優で活動されている方の9割は「事務所」に所属されています。
声優業界にかぎらず、芸能関係の仕事はツテ・コネ・付き合い等がかなりのウエイトを占める世界です。
そういった観点からも「事務所のマネージメント力」がかなり大きな鍵となっていますので、「ちゃんとした」事務所に所属するってことはそれだけで可能性が大きく広がります。
声優の大手事務所といえば、『81プロデュース』や『青二プロダクション』などが有名ですが、ほとんどの大手事務所は「養成所」を持っています。
『一度でいいからアニメに出たい』ではなく『声優を職業として生きていきたい』と考えるなら、間違いなく大手の養成所に入所する事をオススメします。
理由としては
プロダクション所属への一番の近道だから・講義を受け持つのは所属声優なので繋がりがもてる
等があります。
但し、大手の養成所は入所するのに試験がある場合がほとんどなので、間口がそれほど広くないことと、養成所の上の事務所のみ・一つの可能性しかないって事です。
それとあまり知られていませんが、大手の声優事務所の養成所は、
年間100万程度はかかります。
※養成所への入所オーディションの内容如何によっては金額が安くなる場合等もあります。
専門学校のメリット・デメリット
専門学校の一番のメリットは、
ちゃんと通えば、卒業直前に複数の事務所オーディションを受けられる
って事です。
それ以外のメリットは、
各事務所から声優・音響制作会社の音響監督さんが講師がくるので、気に入られれば在学中にデビューってことも可能です。
デメリットを挙げていくと、
・全日制のクラスに通うと年間100万円程度はかかる
・大手の事務所は自前の養成所以外から「準所属」以上を取らない事がほとんどなので、仮にオーディションに受かっても「養成所から再スタート」って場合がほとんど
在学中に「ワークショップ」や「スポンサー特権」で、アニメの収録に参加出来る場合が結構あります。
最近は学校がスポンサーになっているアニメって多いですからね。
一度でいいからアニメに出てみたい・・・って人は学校の方がいいかもしれません。
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ワークショップ
これは上記2つに比べてかなりハードルが高いです。
有名音響監督がワークショップを開催することって意外と多いんです。
実際に音響監督が講師のワークショップに参加し、実力を評価されてアニメに出演した声優さんは沢山います。
アニメの現場は「政治色」が強いキャスティングが多いですが、現場を取り仕切る音響監督にも一定のキャスティング権を委ねられている場合が多いです。端役であれば特に顕著です。
ただ、全く以て初心者がワークショップに参加するのは結構大変だと思います。
大体の方々は、
養成所から事務所に上がれなかった
専門学校経由でオーディションを受けて落ちた
という方々が、ラストチャンスで・・・といった形でワークショップを受ける方が多い印象です。
メリットは
学校・事務所に比べて費用が安い・最短直通
デメリットは
場合によっては相当レベルが高い・参加規定のハードルが高い事がある
といったところでしょうか。
事務所への所属は『アニメ出演が決まった後に引受先を探す』という、特殊な状況になりますが、こういった場合は大体引受先があっさり決まるパターンが多いです。
まとめ
声優はライセンスのある職業ではないので、誰であっても「声優です」と言ってしまえば、その人は声優です。
ですが、「社会的な認知」があって初めて「声優」として名乗れるって部分があるのもまた事実。
言ってみれば、「声の仕事をしてお金を稼いでいなければ声優ではない」って言っても過言ではないです。
お金を稼ぐ為には仕事を貰う→仕事を貰う為には仕事が貰える環境が必要→その環境は事務所が一番王道
ってことです。多分これは誰に聞いてもそう答えると思います。
夢を叶えるのは本当に大変ですが、声優を志している方の一助になれば幸いです。
最後までお付き合いありがとうございましたm(__)m
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