
出典:Wikipedia
姫路城がピンチ?ヌートリアって一体何?
皆さんどもです!puraです〜
そろそろ夏休みですが、旅行や遠出など計画されている方も多いのではないでしょうか??
私puraは関東在住なのですが、今年の夏は友人のいる熊本に行き、
山口・広島・兵庫・大阪と回ってみようと計画しています。
とは言っても貧乏旅行で、友人の家を泊まり歩く感じなのですがね^^;
折角なので名所・名勝などを訪れ、日本の歴史に触れてきたいと思います。
どんな場所があるかな〜?ってネットで検索してたところ、
かなり気になるニュースがありました。
世界文化遺産・国宝姫路城の石垣が崩落の危機!
えっ?何があったの??って思い、さらにニュースを読んでみると、
ヌートリアが原因
との事。
ヌートリア
・・・なにそれ?
ってことで調べてみました!
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報道内容は?
世界文化遺産・国宝姫路城に“天敵”出現-。
城の西側にある中堀で特定外来生物ヌートリアが初めて見つかり、兵庫県姫路市が神経をとがらせている。
石垣の隙間に入り込んで巣を作れば、強度の低下で崩落する恐れもあるためだ。
既に5匹を捕獲したが、市は「まだ他にいるかもしれない」と警戒を強める。
引用:YAHOOニュース
なるほど。
姫路城の中堀でヌートリアという外来生物が見つかった
この生物がもし石垣に巣を作ってしまったら危険
ってことですね。
因みに目撃場所ですがここだそうです↓

出典:神戸新聞NEXT
この『ヌートリア』って生き物は関東ではあまり聞かない生き物ですが、
兵庫・島根・岡山等の西日本一帯ではかなり被害が出ているようなんです。
ヌートリアの生態と現在の被害状況等を詳しくみましょう!
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ヌートリアってどんな生き物?現在の被害は?

ヌートリア(Nutria、中国語: 海狸鼠、学名: Myocastor coypus)は、ネズミ目(齧歯目)ヌートリア科に属する(以前はカプロミス科に分類されていた)哺乳類の一種。別名沼狸。南アメリカ原産。
日本には本来分布していない外来種で、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律では指定第一次指定種に分類されている。
元々日本にはいなかった生物ですが、1939年にフランスから輸入されたのが始まりだそうです。
主に「毛皮」をとるために飼育され、「飼育が容易・上質な毛皮がとれる」という理由で、ピーク時は日本だけで4万頭も飼育されていたそうです。
終戦後に毛皮の需要が減り、放逐されたヌートリアが野生化し、
稲や野菜を食べたり、在来種への悪影響があったり、巣を作って水田の畦(あぜ)や堤防が破壊される原因にもなっているとの事です。
先述通り西日本一帯で被害がでているわけですが、
兵庫・島根・岡山の3県では2005年度に4500万円を超える被害に遭っている
とのことなんです。
積極的な駆除を行っているのですが、個体数の減少までには至っていないのが実情のようですね。
『指定第一次指定種に分類』
ってことですが、これは
アライグマ・カミツキガメ・ブルーギル・セアカゴケグモ等と同じ分類
です。
一次・二次っていうのは、特定外来種に認定された時期で区分けされているので、一次っていう事は「最も早い時期で認定された」ってことですね。
それだけ多くの被害が出ているってことでもあるわけですが、根本的な解決策もなく、駆除していくしかないというのが実情のようです。
今回の『姫路城の石垣崩落の危険性』という報道も、大げさな報道ではなく、
姫路城の敷地内に入り込む個体が増えた場合、石垣内に巣を作る可能性も多いにある
そうなった場合、石垣内に隙間が出来、結果石垣が脆くなる
ということのようです。
外来種の影響で、城の石垣が崩壊する・・・
ピンとこない話で正直現実味がないのですが、無責任に野に放したツケはこういった形で人間社会に跳ね返ってくるっていうことに、衝撃を覚えたニュースでした。
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