
“選挙フェス”三宅洋平の経歴やプロフィール
18日間の選挙戦が終了し、『数字』という結果から鑑みるに与党の圧勝となった訳ですが、
この「圧勝」という解釈には様々な捉え方が存在するのもまた一つの考えですよね。
紛う事なき『与党の圧勝』だ!・・・って人もいるでしょうし、
それほど『圧勝』ではない・・・という方もいらっしゃるでしょうし、
野党共闘の効果が一人区ではあり『与党の圧勝にならずに済んだ』と考える人もいるでしょう。
現職大臣2人が落選したのだから『ある意味惨敗』って人もいるかもしれません。
考え方は立場によっても変わりますので、一概に言えないことだけは確かなように感じます。
さて、今回の参院選でも色々な話題がありましたよね。
18歳選挙権・有名人の出馬・市民団体と野党との共闘・個性的な候補者・SNSやTwitterやネットを使った選挙活動
注目度が高かった選挙の割には、投票率が伸び悩み、「戦後4番目に低い数字になった」ということも、明確な関心事として捉えなければならないようにも思います。
この記事を執筆している7月11日早朝には、年代別の投票率が発表されていないので軽々には言えませんが、今回の結果を見ると、
やはり10〜30代の投票率は低かったようにも思います。
そう思った理由の一つが
三宅洋平氏の落選
です。
※当サイト・記事に政治的意図が無いことをここに明記致します。また、見解等に関しましても、あくまで私個人の意見に過ぎません。
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三宅洋平の経歴やプロフィール

名前 :三宅 洋平 (みやけ ようへい )
生年月日: 1978年7月24日 37歳
血液型 :O型
現住所 :沖縄県
職業 :ミュージシャン・政治活動家・社会活動家
出身 :ベルギー
出身大学: 早稲田大学第一文学部卒
かなりメディアに取り上げられているので、皆さんご存知かもしれませんが、
三宅洋平氏の経歴は本当に”異色”です。
・ベルギー出身という事もあり英語がペラペラ
・元リクルートの社員
・1998年頃から2009年までレゲエ・ロックバンド「犬式 a.k.a. Dogggystyle」のボーカル・ギターとして活動
・「(仮)ALBATRUS」結成後、国内のフェス、パリコレのショーやロシアのイベント等、世界各地でツアーを敢行し、様々なフェス・イベントに参加
と、一見すると政治的な部分が見えてこないのですが、
ライブ活動・MC・フェス・イベント等で社会に対する主張を行ってきたそうです。
その結果が「選挙フェス」に繋がっていった訳ですが、それは後述しますね。
三宅洋平氏は3.11以前から原発問題を主張しており、そういった経緯から衆議院議員選挙出馬の打診をされたそうです。
その後アーティストが政治を語るネット番組「NAU(日本アーティスト有意識者会議)」の配信を行なったり、自然農法やエネルギー自給を取り入れるライフスタイルの模索と提言をしていきました。
2012年の衆議院議員選挙において、「山本太郎の街頭演説のプロデュース」をしたことで注目を集めました。
2013年に「緑の党」から参院選比例代表で出馬するものの落選。
とはいえ、176,970票の個人票を得ていました。
20~30代から多くの支持を得ており、選挙期間中、選挙関連ツイートを978件投稿し、34,000回リツイートされました。
この数字は、全候補者の中で最多数でした。
そして2016年参議院議員選挙に無所属で出馬、
原発反対・TPP反対・動物の殺処分反対・最低賃金の見直し
公共事業の見直し・小中高大の教育完全無償化
を公約に掲げ、山本太郎氏をはじめ数多くのアーティスト・タレントのバックアップを受けての選挙戦となりましたが、残念ながら落選となります。
『三宅洋平氏の参院選』を語る上で外せないワードは、やはり
選挙フェス
でしょうね。
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“選挙フェス”と今後の活動は?
今日の品川港南口❗
三宅洋平!選挙フェス!
20000ぐらい集まったかな?? pic.twitter.com/TMNRsN8jSM— ねねちゃん☆Mamademo (@mokumine) 2016年7月9日
品川港南口 選挙フェス
太郎、洋平、演奏してくれたアーティスト達、ボランティア、そしてここに集まってくれた全ての人々に心から感謝&RESPECT❗️ pic.twitter.com/LPljgOM4th— jadesurf (@jadesurfkent) 2016年7月9日
音楽に合わせて、自身の思いを聴衆に届ける新しいスタイルには、多くの賛否がありますが、少なくとも一つのムーブメントにはなったように思います。
FacebookやTwitterを日常的に使っている方で東京在中の方ならば、三宅洋平氏の”選挙フェスの情報”が回ってきたって方も多いのではないでしょうか?
『共感のツール』とも言われるTwitterでのリツイート数が物語るように、しっかりと一定の支持を得ていたようにも見受けられますし、
公式の”選挙フェス動画”もYouTubeで再生回数60万回を超えていました。
『感動した!』『応援します!』『微力ですが協力します!』
と言った声も多数あがっていました。
にも関わらず落選をした理由は何なんでしょうか?
激戦区の東京だったから?
選挙フェスが迷惑だった人が多数いたから?
私個人の見解としては、
三宅氏を支持していた年代の投票率
のように思います。
やはり選挙フェススタイル・ネット選挙・SNSでの拡散等は、どうしても若年層中心ですし、投票率の高い50代以上の支持を得るには至らなかった事に加え、10代〜30代の投票率の低さが思いきり影響したように思います。
三宅洋平氏の今後の活動ですが、山本太郎氏の政治活動のバックアップを行うようです。
最後に三宅氏は落選後このように語っています
「組織じゃないと勝てない選挙の時代、組織でないとものを言えない政治の時代は間違いなくこの2016年夏の参院選挙、僕たちの力によって大きく転換を遂げたと思います」
「これから多くのより多様な意見を持った人たちが勇気を出して選挙に出られるという土壌を、皆さんのおかげで築くことができました。ありがとうございます」
熱意のあるチャレンジは今回実を結びませんでしたが、
SNSやTwitterを利用した『ムーブメントの共有』は、今後の選挙活動に向けての大きな収穫になったのではないでしょうか?
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