2020年1月から放送が開始されるドラマ「テセウスの船」。
竹内涼真主演&TBS系日曜劇場ということで情報解禁からかなり話題になっています。
「テセウスの船」は漫画雑誌モーニングで連載されてた同名タイトルの漫画が原作なのですが、原作自体が完結したばかりで単行本でいうと10巻あり、それをドラマ10話でまとめると少々急ぎ足になりそうだなという印象。
また作品内出て来る「考察ノート」に象徴されるように、タイムスリップしながら様々な事件を防ぎそして真犯人を探し出す…という「推理・考察」系でもあるので、うまく原作の醍醐味を生かした作りになって欲しいなという個人的な希望などもあって正直期待半分不安半分と言った感じ。
さて、原作未読の方は特に気になっているであろう”テセウスの船”という特徴的なタイトル。
“テセウスの船”は有名なパラドックスですが、実はこれを知っておくと作品をより楽しめるようになっているんですよ!
というわけで本日はテセウスの船(ドラマ)のタイトルの意味や由来について書き綴っていきます!
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ドラマ”テセウスの船”の概要
[テセウスの船/ドラマ化について] pic.twitter.com/jF8RT6HTxk
— 東元俊哉[テセウスの船]映像化決定 (@toshiya_paris) August 30, 2019
“テセウスの船”のドラマ化の発表は2019年10月28日早朝に有りましたので、現在情報があまりないのが現状です。
・2020年1月期TBS系日曜劇場で1クール(10話)の放送
・主演は竹内涼真
徐々に情報が発表されていきますのでこちらで追記していこうと思います。
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テセウスの船のタイトルの意味や由来は?
さてここからが本題ですが、この特徴的な「テセウスの船」というタイトル。
これは有名なパラドックスである「テセウスの船」が由来であると思われます。
…というか最終回まで読むことでそれがわかります。
原作漫画の”テセウスの船”第1巻冒頭の説明を引用しますと、
テセウスの船とはパラドックスの一つである
その昔、クレタ島より帰還した英雄テセウスの船を後世に残すために修復作業が行われた
古くなって朽ちた部品を徐々に新しい部品に交換していくうちに当初の部品は全てなくなった
ここで矛盾が生じる
この船は最初の船と同じと言えるのか?
これが人間だったらどうだろう?
帝政ローマのギリシア人著述家プルタルコスなど、論理的な問題から哲学者らにとって恰好の議論の的になったこのテセウスの船ですが…様々な考えがあるでしょうしそこに関してはそれぞれがお考えになった形で良いのだと思います。
さて、ではこの”テセウスの船”は漫画・ドラマでどのような意味を持つのでしょうか?
実は “テセウスの船”というタイトルは最終回に大きく関わってきます。
完結に言ってしますと「ある意味タイトルが壮大なネタバレ」と言っても良いと思います・
原作漫画冒頭の”テセウスの船”の説明の最後「これが人間だったらどうだろう?」という一文は、
原作の最終回、エンディングを観た読者に対して作者からの「あなたはこの結末をどう思いますか?」という問いのように私は思っています。
「部品が変わっても同じ船と思う」という方と「ここまで部品が変わったらもう別の船」と思う方で結末の印象が大きく変わる作品なんです。
具体的に原作はどのような結末を迎えるのかは多分にネタバレを含むので別記事にします。
⇨テセウスの船(ドラマ)の原作や真犯人は?ネタバレや最終回の結末も気になる!
ドラマが原作通りの結末になるかはわかりませんが、原作漫画は本当に面白い作品でしたしぜひタイトルが持つ意味をしっかりと生かした結末となって欲しいなと思う次第です。
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