“地球史上最大級”という洋画の煽り文句のようなワードがトレンドにあがっていた10月10日ですが…やはり台風19号のことでしたね(スポニチの誤訳で実際には地球史上最大ではないようですがw)
12日土曜の午前に関東・東海地方に接近、瞬間最大風速は60mとも言われており13日までの雨量は東海で600~800mm・関東で400~600mmとも言われております。
停電・洪水など様々な被害が予想されますが、瞬間最大風速60mというインパクトから「窓ガラスが割れる」ということに危機感を覚える方が多いようです。
そういった影響からトレンドワードに「養生テープ」が上がっていますね。
窓ガラスに貼ることを推奨される方が多数いて、それを信じた方がコンビニやスーパーで大量に養生テープを購入しているとのこと。
素朴な疑問なのですが、養生テープは本当に窓ガラスを割れにくくするのでしょうか?
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台風で窓ガラスに養生テープは本当に有効?
誤解されるのが怖くなったので、工場で実際にガラス割ってきました!
米テープを貼ると割れないわけではありません。割れた後、振動や風で飛びにくくなるんです。二次災害の予防に効果があると認識していただければと思います。#台風 #養生テープ pic.twitter.com/F3n75pqiDv— 岩井 達也 ガラス屋の5代目 (@iwai_5daime) October 10, 2019
上記の埋め込みツイートは10月11日現在6万RTされているガラス屋さんのツイートです。
このツイートでも書かれていますが、「米(字に)テープを貼ると割れないわけではありません。割れた後、振動や風で飛びにくくなるんです。二次災害の予防に効果があると認識していただければと思います。」ということ。
つまり、
窓に養生テープを貼るのは強度をあげる為ではなくあくまでも二次災害の予防
なんですね。
これに関して誤解されている方が一定数いらっしゃるようですが、プロが実際に動画付きで説明しているのですから間違いないでしょう。
無論、若干強度は上がるでしょうし何よりも割れたガラスの飛散予防になるわけですから養生テープを貼る意味はあると思います。
ただ、期待している効果が「割れないこと」でしたら別の方法を考えた方が良いように思います。
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養生テープ以外の方法や代用品は?

強風による被害で窓ガラスを割れないようにする方法としてもっとも現実的な方法は「雨戸や窓用シャッターを閉める」でしょう。
しかし昨今のマンションやアパートには頑丈な雨戸がついていないケースも多く、そういったことから養生テープを買い求める方が多いのだと思います。
今から入手するのは少し大変かもしれませんが、“窓ガラスを割れにくくする”という点に重きを置くのであれば「飛散防止フィルム」がもっとも効果が高いようですね。
今回の台風で #飛散防止フィルム の効果がハッキリ出たと思います。市内の小中学校のガラスで割れ落ちずに、窓枠に残っているケースがいくつもありました。僕個人としては強化ガラスいれるより、普通ガラス+フィルムのほうが安全かと。#黒板同盟 #ガラス板同盟 pic.twitter.com/6Qt4P18o27
— 岩井 達也 ガラス屋の5代目 (@iwai_5daime) September 11, 2018
強度の面でも期待できますが、何よりも仮に窓ガラスが割れたとしてもしっかりとフィルムを貼っていれば飛び散る心配もないことが大きいです。
こんな動画がありました↓
100円均一のものでも明確に効果が出ていますし、養生テープよりもこちらの方が安心感がありますね。
また、他にも「布ガムテープ」で”米”や”#”の形で貼るというのも一定の効果があるようです。
どうも、子供のころ台風で実家が半壊した中の人です。今日、窓ガラスに養生テープというのが話題になっていたんですけど、養生テープは剥がしやすい=剥がれやすいので、剥がす時多少大変でも布テープがお勧めです(目力) ガムテ(紙のやつ)は後始末がほんとに大変なのでお勧めできません
— おたくま経済新聞 (@otakumatch) October 10, 2019
布ガムテープを貼ると窓ガラスに粘着物がついてしまうことが懸念されますが、除光液やガラスクリーナーで落ちるとのこと。
あまりにも現実味がない大型台風で正直まだ半信半疑な部分もありますが、備えるにこしたことはないですし皆様もくれぐれもお気をつけくださいね!
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