こども国債って何?仕組みや意味・実現性の有無は?

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こども国債って何?

9月2日告示日となり、民進党の代表選がスタートしましたよね。

投開票日は9月15日ですが、様々な状況から鑑みても、やはり蓮舫氏が数歩リードしている模様。

前原氏との一騎打ちと見られてはいましたが、推薦人の集まり方などを見ていると水をあけられているように思います。

滑り込みで出馬に到った玉木氏もかなり厳しいようですね。

 

若手の支持を受けての出馬であるにも関わらず、旧体制の象徴ともいえる菅直人氏の助力によって推薦人を集めた経緯から、『毒まんじゅうを喰らってまで・・・』と揶揄されているご様子。

まぁ、国民投票ではなく党員投票ですから、我々に出来る事といったら、

政見に目を通す・発言内容をチェックする

位でしょうか。

 

という訳で、3者が集まった共同会見を見ていたのですが、

玉木雄一郎氏から聞き慣れない言葉が。

 

こども国債

 

という言葉。

 

これは、一体どういうものなんでしょうか?

※当サイトでは特定の政治家を応援・貶める意図がないことをここに明記致します。

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こども国債による財政政策を提案

過度に金融政策に依存する政策が限界にきていることは誰の目にも明らかで、伊勢志摩サミットでも、適切な財政政策が必要とされました。

しかし、自民党政権による財政政策は、どうしても公共事業中心になりがちで、実際、この秋の補正予算でも、約4兆円規模の建設国債の発行を予定しているようです。

しかし私は、全く別の方法による財政政策を提案したいと思います。それは、子育てや教育支援の財源確保のための新型国債(「こども国債」(仮称))発行による、子育て・教育関連予算の倍増政策です。

子育てや教育支援はGDPの拡大を目的に行うものではありません。

しかし、現在、我が国における子育て・教育といった「家庭政策」向け支出は、GDPの約1%、金額で言うと5兆円程度で、OECD平均の約半分しかありません。

「こども国債」の発行によって財源を確保し、関連予算の規模をOECD平均並みのGDPの約2%にまで倍増させれば、毎年新たに5兆円規模の支出が増え、我が国の子育て・教育関連予算は約10兆円規模になります。

引用:blogos

 

上の記事は8月16日のblogosで玉木雄一郎氏が語った「こども国債の発行の必要性」です。

 

この考え方の立脚点は

実質賃金がプラスに転じたのに、なぜ消費が振るわないのか?

という事から。

 

玉木氏はそのヒントが、8月に発行された経済財政白書の記述の中にあると仰っています。

「39歳以下の子育て世帯が、将来不安を背景に消費を抑制している」

という文言。

 

思い切った子育て・教育支援の拡充を提案し、将来の不安を取り除けば、低迷する個人消費を下支えし、日本経済の停滞を打開する処方箋になるはず

とも語っています。

 

玉木氏が描いているビジョンは、

子育てや教育支援の財源確保のために新型国債を発行

新型国債の発行で財源を確保し、関連予算の規模を倍増、支出を増やす事で、子育て・教育関連予算は10兆円規模に引き上がる

この規模の予算があれば、大学教育と就学前教育を無償化できるし、保育士の待遇改善も進めることも可能

 

ということのようで。

 

私のような政治素人からしたら、

なんであれ「国債って借金じゃないの?」という疑問がありますが・・・

その事を玉木氏はどうお考えなのでしょうか??

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将来のビジョンや実現性は?

玉木氏も「国債は借金」という認識をしっかりお持ちのようで(そりゃそうだw)

「結局は次世代への先送りじゃないの??」

という、私みたいな政治素人の愚問への回答を既にお持ちでした。

 

『思い切った子育て・教育支援によって子どもの数が増えれば、彼らは将来、立派な納税者になります』

 

との事。

・・・ほぉ(–)

 

『財政学でいう「自償性」の高い国債』

ということのようで、

『優秀な納税者を育てる為の国債』

と言い換えても良いですかね。(悪い意味ではなく)

 

『建設国債』とはまた違った考えではありますが、国債である事にはかわりないので、やはり実現への壁は相当分厚いように思います。

 

「人への投資こそ最大の成長の源泉である」

と語っている玉木氏。

 

まずは民進党代表選での活躍を見守りつつ、今後の発言などにも注視して行きたいと思います。

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最後までお付き合いありがとうございましたm(__)m

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